高田渡にとって、初の単独アルバム! 変革の嵐吹きあれる’70年安保を目前にした東京から、京都へ移り住んだ’69年、西岡たかしのディレクションのもとに録音された。前作までの毒の効いたプロテスト・フォークから一転、自己の内面に目を向けた素朴な楽曲が並ぶ。一人の女の子との会話をはさみながら弾き語りを聴かせる構成をとり、ギター1本で静かにじっくりと歌い上げていく。フォークシンガーとしての高田渡の本質的な魅力が詰まった一枚。アルバムの大半が自作詞という点でも貴重だ。
・ amazon : 高田渡 02. 汽車が田舎を通るそのとき (1969)
ディスク:1
1. ボロ・ボロ
2. 日曜日
3. 春まっさい中
4. 汽車が田舎を通るそのとき
5. 酒屋
6. 朝日楼
7. 来年の話をしよう
8. ゼニがなけりゃ
9. 新わからない節
10. 出稼ぎの唄
11. 鉱夫の祈り
12. この世に住む家とてなく
13. 大・ダイジェスト版三億円強奪事件の唄 -ボーナス・トラック-
14. 大・ダイジェスト三億円強奪事件の唄(実況) -ボーナス・トラック-
15. 転身 -ボーナス・トラック-
16. 電車問題 -ボーナス・トラック-
17. 自衛隊に入ろう -ボーナス・トラック-
18. 東京フォークゲリラの諸君達を語る -ボーナス・トラック-