ザ・ナターシャー・セブンは、1970年代から1980年代前半にかけて活躍したフォークバンド。ブルーグラスやアメリカのトラディショナルフォーク、日本の民謡の他、世界各国の伝承曲をレパートリーとしていた。宵々山コンサートの開催や、107 SONG BOOKの発行を行う。メンバーは、高石ともや(友也)、城田じゅんじ(純二)、坂庭しょうご(省悟)、木田たかすけ(高介)の4名が有名。
フォークソングの原点を求め、そして、日本のフィールドにおける実践を試みたバンドである。
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ブルーグラスやアメリカン・トラディショナル・フォークをベースとしつつ、しかし、単に模倣するのではなく、日本の土地柄や文化に即して意訳をした。日本や世界各地の民謡を取り上げることもあった。 バンドは、バンジョー、ギター、マンドリン、フィドル、ベース、ピアノなどで編成し、全員がボーカルを担当。当初、電気楽器やドラムはあまり用いられていなかったが、70年代終盤あたりからは時代の趨勢もあり、コンテンポラリーな味付けもされていた。そして、コンサート、特に野外を中心として演奏を行なった。
1973年から始めた宵々山コンサートは毎年開催し、京都の夏の恒例行事となる。全国各地でもコンサートや野外フェスティバルを開催。1976年、107 SONG BOOKを発行し、レコード化する。これはレコード大賞企画賞を受賞した。
1977年に自切俳人とヒューマンズーに、杉田二郎グループと共に参加。普段のスタイルとは違う、コミカルな楽曲と演奏を行った。これにダウン・タウン・ブギウギ・バンドを加えてJ・D・S・Nと称することもあった。J-自切俳人、S-杉田二郎、D-ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、N-ナターシャーの意味。なお、自切俳人(じきるはいど)とは北山修の変名。
(Wikipedia-ザ・ナターシャ・セブン)